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ソーシャル・イノベーションとしての自然学校 成立と発展のダイナミズム 本書「ソーシャル・イノベーションとしての自然学校」は、地域の持続可能な発展に 貢献する「自然学校」とその創業者をソーシャル・イノベーションという観点から分析した 日本初の研究をまとめたものです。 2014年を最終年として「持続可能な発展のための教育の10年」が進められましたが、 各地の自然学校においてもその実践が重ねられ、地域の持続可能性に貢献する事例が 数多く見い出されるようになっています。 また、自然学校とソーシャル・イノベーションの関連、ソーシャル・イノベーターとしての 自然学校創業者・経営者について著者が強く意識するに至ったことが、本書の問題意識となっています。 本書は2011年2月に、著者により同志社大学大学院総合政策科学研究科に提出された 博士学位論文『日本における「自然学校」の成立に関する研究——ソーシャル・イノベーションの観点から——』が もとになっています。 東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故を経験した日本では、いま持続可能な社会、社会的公正と存在の 豊かさの実現に向けた着実な歩みが求められています。 それはソーシャル・イノベーションによって実現されなければならないものです。 環境教育、ソーシャル・イノベーションに携わる方、自然学校の関係者、またそうした分野での研究や実践を志す 若い世代の皆さんに本書をおすすめします。 ISBN 978-4-8403-0498-6 C3036 著者について 西村仁志(にしむら・ひとし)広島修道大学人間環境学部 准教授 環境共育事務所カラーズ代表 公益社団法人 日本環境教育フォーラム 理事 1963年 京都市に生まれる 1986年 同志社大学経済学部卒業 京都YMCA専門職 1993年 環境共育事務所カラーズ開業 2006年 同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程(前期課程)修了 同志社大学大学院総合政策科学研究科 助教授 2011年 博士(ソーシャル・イノベーション)(同志社大学) 2012年 広島修道大学人間環境学部 准教授 2015年 同 教授 専門 ソーシャル・イノベーション、環境教育
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